Last Update: June 23, 2012



みどり豊かなわがふるさと長尾、ここにはあまり知られていない旧跡・史跡が沢山あります。毎日の生活で疲れた 頭や身体に一服の清涼を与える時間をとって、身近な旧跡等を再認識しましょう。
今回は、造田地区にある神社仏閣を廻ってみます。途中にある路傍の石仏にも目を留めて、歴史を感得したいと考えました。 全行程 3.95km の周回コースでした。参加者は、さぬき市文化財保護協会会員で35名。

造田神社⇒玉泉寺⇒三つ地蔵⇒杵築神社⇒願興寺⇒造田神社
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@造田八幡での出発式A玉泉寺炭付の門B玉泉寺の前を歩く
C中務茂屁兵衛の道標(玉泉寺)D三つ地蔵E元気に歩く
F杵築神社G願興寺正門H新築の願興寺本堂
I願興寺の曼荼羅図J色っぽい如意輪観音Kミニ西国33観音


@造田神社毎年5月3日に釜鳴り神事を行い、その年の農作を占う。鳴る釜は3個 あるのが珍しい。
A玉泉寺山門霊芝寺の本堂が焼けたときの廃材で、この門を造営した。今でも 棟木などに黒い炭がみられる。
D三つ地蔵室町時代の凝灰岩製坐像で、母乳をお願いに詣りする人が多かった。3体のお地蔵さんのうち、1体はご利益があるので盗まれた。その跡に石仏を安置した。
F杵築神社造田是弘川北に17世紀に産土神として創建されたらしい。 社殿は小高く長い尾根状の平地にある。杵築の名前から戦国時代の城砦とも考えられるし、前方後円墳にも思える。
H願興寺高さ約80cmの等身大で、琥珀色のきれいな光沢をはなっている。製作は8世紀後半の天平時代中期といわれている。この時代の脱乾漆造仏像の代表は興福寺の阿修羅像で、願興寺の聖観音像はそれより新しいといわれている。奈良に咲き誇った天平文化が讃岐のこの地に及んでいたことの証とみられる。
Kミニ西国33観音山の中腹には明治時代に奉納された「ミニ・西国33観音巡拝」がある。回遊路は整備されており、30分程で一周できる。

中務茂屁兵衛の道標(造田神社西階段下)願興寺の聖観音坐像と本堂


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